レポートが遅くなりましたが、2013年6月23日に開催された全日本選手権のエリートカテゴリーにイワイのスタッフ加藤が参加してまいりました。
日本のトッププロに加えて、ツールも走っている新城選手も参加するという文字通りの最高峰カテゴリーは想像を絶するハードさだったようです。
 
以下加藤本人によるレポートです。
 
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15kmの周回コースを12周する180kmで行われ、スタートから9kmまではテクニカルな下りで残り6kmは獲得標高450mの上りです。
 
まず結果はというと完走すらできませんでした。
 

当日は4時30分起床し、朝食を摂りながら補給食やボトルなどの準備をしました。
 
そして5時45分に会場に向けて出発し6時30分会場入り。
 
残念ながらそれまでの天気予報に反して雨が降り、標高が高いためか霧に覆われていました。
 
選手向け駐車場は雨が降っていたのですが、たまたま隣に駐車されていたEspoir Asia
方々のご厚意でテントに入れていただきました。
 
とても助かりました。ありがとうございましたm(__)m
 
スタートまでにテーピングしアップオイルを塗りウェアに着替えます。
 
スタート30分前に出走サインをし、後は20分ほど流して走ります。
 
10分前になりスタート地点でチームメイトの小松さんの隣に並びます。
 
スタート後9kmはほぼ下りで更に路面も濡れているのでプロチームの選手は前の方に割って入り並んでいきます。
 
そして午前8時にレーススタート。
 
 
9km地点まではニュートラルのためスピードが制限されます。
 
集団の中ほどに位置していましたが、集団が密集していてなかなか前にあがることができません。
 
雨と下りでどんどん寒く感じてきてトイレに行きたくなってしまいます。
 
結局6週目までずっと我慢して走りました。
 
9km地点を過ぎて改めてスタートが切られる予定でしたが、落車で遅れた選手がいるとの事で1kmほど先延ばしされました。
 
スタートが切られると10%ある上りをなかなかのキツイペースで集団は進んでいきます。
集団の後方に位置していましたが、前走者がプロチームの選手だったのでまだ後方にいても大丈夫なんだと安心しますが、集団は棒状で先頭は遥か彼方だったので、さすがにまずいと思いポジションをあげます。
 
周回コースの残り1km地点までになんとか40番手ほどまでポジションを上げられましたが、その時点で足攣りそうでした。
 
ショックなことにそこで集団は更にペースアップします。
 
ギリギリで集団に残ることができ2周目へ入ります。
 
集団最後尾をフラフラしていると10人ほど選手が追いついて来ました。
結局、この集団に乗れなった選手はほぼ足切りとなりました。
 
そして2週目の下りは1週目と違い1列棒状で集団は進んで行きます。
なのでコーナーの後や上り返しなどでインターバルがかかります。
 
下り終え2回目の上りに入ります。
 
この時すでに新城選手や土井選手は逃げており、1分30秒ほど差ができていました。
さすがに1周目ほどペースはあがりませんでしたが、楽できるペースではありません。
 
集団はブリヂストンアンカーがコントロール。
 
2周目終了前から補給が受け取れましたが、そんな余裕はなく補給地点を後にします。
 
 
3周目。
特に目立った動きはなく淡々と集団は進みますが、人数はどんどん減っていきます。
補給をこの周で受け取ります。
 
4周目に入り下りにも慣れてきたので余裕ができるたび補給を摂りますが、どうも胃の調子が悪く固形のものは戻ってきてしまいます。
なのでジェル系をメインに摂るようにしました。
 
そうこうしている内に上りに入りますが、ダンシングをしようとすると大腿四頭筋が攣りそうだったのでシッティングメインで走ります。
ローギアを28にしてきましたが、32くらい欲しい気分だった。
 
集団の人数は更に減っていき、プロチーム以外の選手は10人もいませんでした。
 
 
5周目。
路面も所々乾き始め、だいぶ下りも安心して走れるようになりました。
しかし前走者がコーナーで安全マージンをとりすぎるので若干インターバルがかかり地味に辛い。
そして5回目の上りです。
集中を切らしたらいつ足が止まってもおかしくない状態でした。
周を重ねるごとに見ず知らずの方がだんだん応援してくれるようになっていったので周回するのが楽しみになっていきました。
しかし自分が走っていられる猶予は少ないと5周完了時に思いました。
 
 
6周目
また少し雨が降り始め路面が悪くなっていったので下りは注意して走ります。
今度の上りはついて行けないだろうなーと思っているうちに上りに入ってしまいます。
若干前と離れてしまったのでダンシングしようとした瞬間、
 
右脚全部が攣ってしまいました。
 
もうどうすることもできなかったので、止まって攣りを治しずっと我慢していたトイレも済ませます。
再スタートして前を見ますが集団は遥か彼方で脚の状態からしてもう追い付けないと思いました。
 
なので残り90㎞強を走りきれるギリギリのペースでいきます。
 

途中アンカーの選手やブリッツェンの選手、たしかシマノの選手も各1人ずつ抜きます。
 
 

後で聞いたのですが、集団コントロールしていたアンカーがペースを上げたそうで、それで集団が崩れたみたいです。
 
なんとかキツイ上り区間を終えゴール手前の補給地点に来て、お願いしていたサコッシュを受け取ります。
中身はボトル1本、ジェル3つ、グミ1袋、固形の補給食2つ、bcaa顆粒1袋でポケットパンパンになりました。
 
7周目に入ってすぐにbcaa顆粒を流し込み、グミ1袋一気に食べました。
グミはハニースティンガーの物で歯切れがよく食べやすかったです。
 
しばらく1人で走っているとアシストを終えたであろうアンカーの選手をパス。
下り区間にある短い上り返しの頂上だったので一緒に走ってくれるかと思いましたがついてきてくれませんでした。
 
路面は前周よりウェットだったので用心して走ります。
景色を覚えたせいか、下り区間がすぐに終わったような気がしました。
また上りに入ります。
 
bcaa顆粒を摂ったので少しは脚の回復を期待しましたが全然ダメでした。
 
もはや一番軽いギアでしか漕ぐことができません。
 
引き脚を使うとハムストリングが攣ってしまうので踏むことしかできないのですが、力を込めて踏むと大腿四頭筋が攣ります。
 
なので脚を脱力して脚の重さでペダルを踏むような感じです。
 
途中、レースの役員でお店のお客さんでもある方々に先導車から励まして頂きます。
 
とにかく自転車から降りないようにと思いながら走り、上り区間の半分あたりでブリッツェンの選手を抜きます。
 
ゴールラインまで残り1.5㎞で沿道の応援している方からシューズが左右で違うじゃんとツッコミが入ったので「オシャレっす!」と返したらウケました。
 
しかしかなりペースダウンしたので8周目に入れるかかなり怪しい感じでした。
 
とりあえず補給地点でボトルを受け取りゴールラインを目指しますが、ライン上でレース役員の方が手を振っています。
 
案の定リタイアを宣告されました。
 
今までレースに出場してきて初めてのリタイアでした。
 
レースは130人中16人しか完走できないというサバイバルレースになりました。
 
自分がいかに力不足かを思い知りました。
今回の全日本でサポート、応援していただいた方々、雨の中本当にありがとうございました。
 
 
機材
フレーム:TREK madone 7
ホイール:MAVIC R-sys SLR チューブラー
タイヤ :SOYO シームレスロードcr-Ⅱ
コンポ :SHIMANO デュラエース 9000 カセット11-28 RディレイラーBERNER 
クランク:ROTOR 3D AERO +Q-rings 52T 39T
ハンドル:RITCHEY LOGICⅡ 400mm 
ステム :RITCHEY WCS 4AXIS 84°120mm
サドル :スペシャ ローミンexpt
ペダル :SHIMANO PD-7900
インナーウェア:オンヨネ ハイグレーター
シューズ:右 SIDI GENIUS 6.6 左 MAVIC HUEZ